よっちゃんの電工2種講座

第12回 計器の使い方

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●まえがき

どーーーも!!よっちゃんです。
本日のテーマは『計器の使い方』です。

前回、接地と絶縁について勉強しましたが
本日の講義では実際にどのように計器を使い、接地抵抗と絶縁抵抗を測定するかを勉強します。

本日の講義内容を覚えれば
とりあえずは私のようなメンテナンスマンの仕事はできると思います。

ただし、どのような仕事でもそうですが
実務経験の中でしか得られない経験や知識、ノウハウがあります。
これらは口ではなかなか説明できません。

なので、
第二種電気工事士の資格を取得することがゴールではなく
そこからがスタートです。
出来るだけの協力はしますので、早く資格を取得して次のステップに進みましょう。

では、次の順番で説明を進めていきます。

  • 1 接地抵抗測定
  • 2 絶縁抵抗測定
  • 3 電圧計・電流計・電力計の使い方
  • 4 クランプメーターの使い方
  • 5 電気計器の記号


1 接地抵抗測定

接地抵抗を測定する機器は接地抵抗計です。
E極とP極とC極の3つの極があります。
E極が測定極、P極とC極は基準を取るための補助極です。
測定するときはP極とC極を地面に打ってから、E極を測定対象に当てて測ります。
このとき各極は10mずつ離さなければなりません。

@に接地抵抗計の使い方のイメージ図を示します。
よく見ておいてください。

試験では各極の離間距離を問う問題がよく出題されます。
離間距離10mをしっかり覚えてください。

Aの接地抵抗の基準は前回も説明しました。
基準値がわからなかったら測定する意味がないのでしっかりと復習しておきましょう。

@接地抵抗計の使い方

接地抵抗計の使い方イメージ図と接地抵抗計画像

A接地抵抗の基準

種類 抵抗値
C種 10Ω以下
(動作時間0.5秒以内の漏電遮断器施設時は 500Ω以下)
D種 100Ω以下
(動作時間0.5秒以内の漏電遮断器施設時は 500Ω以下)

2 絶縁抵抗測定

絶縁抵抗の測定は絶縁抵抗計を使います。
絶縁抵抗計は別名メガーと呼ばれています。

現場では絶縁抵抗計を使って絶縁抵抗値を測定することを
「メガーを掛ける」とか、
「メガーを測る」とか、
と言っています。

測る場所は大きく分けて2つあります。
ひとつが電路と大地間
もうひとつ電路相互間
です。

ただし、
普通、絶縁抵抗値と言うと電路と大地間のことを指します。

@は絶縁抵抗計の使い方のイメージ図です。
機器を接続状態にして 電路と大地間にメガーを掛けます。

ちなみにイメージ図では電路と大地間を測るときに
電路を短絡して、2つの相を同時に測定していますが

実際の現場ではそんなことはしません。
片相ずつ測っています。

これもAの絶縁抵抗の基準値が分からなかったら、測る意味がないので
基準値はしっかり頭に入れておきましょう。

@絶縁抵抗計の使い方

絶縁抵抗計の使い方イメージ図

A絶縁抵抗の基準

使用電圧 絶縁抵抗値
300V以下 対地電圧150V以下 0.1MΩ以上
その他の場合 0.2MΩ以上
300Vを超えるもの 0.4MΩ以上
絶縁抵抗計(メガー)画像

3 電圧計・電流計・電力計の使い方

電圧計と電流計と電力計の使い方の説明です。
使い方と言うよりかは接続方法が正しい表現かもしれません。

これらの計器の接続方法は中学校の理科で勉強しているはずです。
覚えていますでしょうか?

まぁ、普段の生活では使わない知識なので覚えていない方も多いと思います。
改めて説明しておきますと 次の通りです。


  • ・電圧計は負荷に対して並列につなげます。
  • ・電流計は負荷に対して直列につなげます。
  • ・電力計は負荷に対して並列と直列両方のつなぎ方をします。

思い出していただけましたでしょうか?
詳しくは@の回路図を参考にしてください。

ちなみに回路図の横にテスタと呼ばれる計器の写真を載せています。
このテスタは電気屋さんが最もよく使う計器です。
これを使えば電圧や抵抗または、電流や導通確認など簡単にできます。

接続方法は電圧と抵抗なら電圧計と同じ
電流と導通確認なら電流計と同じです。

ただし、テスタは機種によって測定出来るものが違います。
なので、何が測定できるかよく確認してから使ってください。

まぁ、大概のテスタは電圧は計れます。

@電圧計・電流計・電力計の使い方

電圧計、電流計、電力計の使い方イメージ回路図 テスター画像

電圧計画像 電流計画像 電力計画像

4 クランプメーターの使い方

電流を測定する計器としては、
電流計があります。

しかし、電流計は負荷に対して直列につなげなければならないので
電源を一度OFFにしないと、計器のつなぎこみができません。

実際の現場では止められない負荷(機器)もたくさんあるので、
電流計を使うのは非現実的です。

そんなときに使うのがこのクランプメータです。

この計器はなんと!!
電線を挟むだけで電流を測定できます。
しかも、全ての相の電線をまとめて挟むと漏れ電流まで測定できてしまいます。

なので、電流を測るときは殆どこの計器を使います。

@クランプメータの使い方

クランプメーター使い方イメージ図クランプメーター画像

5 電気計器の記号

電気計器は動作原理ごとに記号が決められています。
電気主任技術者試験などの資格では、動作原理についても詳しく問われますが
第二種電気工事士試験では、種類と記号と適用される電流の種類を覚えていれば十分です。

また、実際には電気の計器記号は10種類以上あり、
市販のテキストによっては全部、事細かに説明していますが
はっきり言って、全部を覚える必要はありません!

第二種電気工事士試験では下記に4種類の計器記号だけ覚えていれば十分です。
例えこれ以外の計器が出てきても、消去法を使えば問題は解けます。

@電気計器記号一覧

種類 記号 適用
可動コイル形 可動コイル形計器の記号 DC
可動鉄片形 可動鉄片形計器の記号 AC
整流形 整流形計器の記号 AC
誘導形 誘導形計器の記号 AC


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●本日の動画講義

それでは本日の【動画】プレゼン講義はこちらです。
復習のつもりで見てください。





計器の使い方はわかったでしょうか?
あなたが少しでも電気に関わる仕事をしている人なら、今回の講義は簡単だったと思います。
逆に普段まったく電気に関わらない仕事をしているなら、難しく感じたかもしれません。

まぁ、本当はゴジャゴジャ言わないで、計器も工具も使ってみるのが一番です。
しかし、現実問題、それは不可能かもしれません。
なので、今のうちに少しでも覚えて、
実際に電気の仕事に就いたら、バンバン使いましょう。

それでは次回は『三相誘導電動機』についてです。
そんなに難しい話はしないので、楽に聞ける内容になると思います。


最後まで見ていただいたあなたに
本日もプレゼン講義の資料をプレゼントします。

⇒『第12回 計器の使い方 プレゼン資料』



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