よっちゃんの電工2種講座

第14回 複線図の書き方

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●まえがき

どーーーも♪よっちゃんです。
本日の講義は『複線図の書き方』です。

この講義の内容は技能試験に必要不可欠な知識です。
言い換えれば、筆記試験では別にわからなくても、問題はないと思います。

ただし、
遅かれ早かれ覚えなければならない知識なのでこの機会にしっかりマスターしてください。

また、筆記試験に合格した人は、この講義を勉強したあとに
自分でも必ず複線図を書いてみてください。

それでは本日は次の項目の説明をしていきます。

  • 1 単線図から複線図への書換え手順
  • 2 例)単極スイッチとランプ
  • 3 例)3路スイッチとランプ
  • 4 例)4路スイッチとランプ
  • 5 例)自動点滅スイッチとランプ
  • 6 リングスリーブの選定
  • 7 電線の処理寸法

1 単線図から複線図への書換え手順

複線図は実際の絶縁電線の接続状況を表す図面の書き方です。
技能試験では単線図のみが与えられて、自分で複線図を書きます。

また、筆記試験では配線図のある一部分の電線の本数を問う問題が出題されます。
この場合も単線図を複線図に書き換えて電線の本数を調べます。

では、複線図の書き方について軽く説明します。

まず、複線図を書くときに注意してほしいのは線色です。
@に単相2線式の相記号と線色を示しますので、よーーーく覚えてください。

他に単相3線式や三相3線式もありますが、技能試験で出題されるのは、
圧倒的に単相2線式の問題です。

次に、接地側または非接地側によって直接接続する機器が違うことを認識してください。
Aがそれを示す表です。これも必ず覚えてください。

最後にいよいよ単線図を複線図に書き換えます。
Bの手順どおりに書けば簡単に書けると思います。

この講義の1〜5項目に例を示しています。
手順どおりに書き換えているので
一緒に書いてみてください。

@単相2線式の相記号と線色

相記号 線色
接地側 N
非接地側 L

A電源の接地側と非接地側に直接接続する器具

接地側直接接続する器具 コンセント、照明器具
非接地側直接接続する器具 コンセント、スイッチ

B単線図から複線図への書換え手順

@ 単線図と同じ配置で器具を描く
A 接地側白線で結ぶ
B 非接地側黒線で結ぶ
C 残りを施工条件に従って結ぶ

2 例)単極スイッチとランプ

単極スイッチとランプおよびコンセントがある単線図です。
最もオーソドックスな単線図です。

例)単極スイッチとランプの単線図

書換えスタート


@ 単線図と同じ配置で器具を描く

例)単極スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順@

A 接地側 白線で結ぶ

例)単極スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順A

B 非接地側黒線で結ぶ

例)単極スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順B

C 残りを施工条件に従って結ぶ

例)単極スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順C

完成


3 例)3路スイッチとランプ

3路スイッチを使い、2ヵ所から1つのランプをON・OFFできる回路です。

例)3路スイッチとランプの単線図

書換えスタート


@ 単線図と同じ配置で器具を描く

例)3路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順@

A 接地側白線で結ぶ

例)3路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順A

B 非接地側黒線で結ぶ

例)3路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順B

C 残りを施工条件に従って結ぶ

例)3路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順C

完成



4 例)4路スイッチとランプ

3路スイッチおよび4路スイッチを使い、3ヵ所から1つのランプをON・OFFできる回路です。

例)4路スイッチとランプの単線図

書換えスタート


@ 単線図と同じ配置で器具を描く

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順@

A 接地側白線で結ぶ

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順A

B 非接地側黒線で結ぶ

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順B

C 残りを施工条件に従って結ぶ

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順C

完成


5 例)自動点滅スイッチとランプ

自動点滅スイッチ(オートスイッチ)を使い、1つのランプをON・OFFする回路です。

※自動点滅スイッチは光を感知して、自動でスイッチをON・OFFする機器です。

例)4路スイッチとランプの単線図

書換えスタート


@ 単線図と同じ配置で器具を描く

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順@

A 接地側 白線で結ぶ

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順A

B 非接地側黒線で結ぶ

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順B

C 残りを施工条件に従って結ぶ

例)4路スイッチとランプの単線図から複線図への変換手順C

完成


6 リングスリーブの選定

電線の相互接続にはリングスリーブまたは差込コネクタを使います。
特にリングスリーブは電線の太さ、本数によって、
大きさや圧着刻印を使い分ける必要があります。


複線図が完成したら、始めは@の表を見ながらで良いので
リングスリーブを選定してみましょう。

このリングスリーブの選定は技能試験はもちろんのこと
筆記試験でも出題されることがあります。
覚えておきましょう。


@リングスリーブ選定早見表

電線の組合せ 刻印 リングスリーブの大きさ
1.6mm×2本
1.6mm×3〜4本
1.6mm×5〜6本
リングスリーブ画像
電線の組合せ 刻印 リングスリーブの大きさ
2mm×2本
2mm×1本+1.6mm×1〜2本
2mm×3〜4本
2mm×1本+1.6mm×3〜5本
2mm×2本+1.6mm×1〜5本
2mm×3本+1.6mm×1本
リングスリーブ圧着例画像

A例)リングスリーブ選定

リングスリーブ選定例
リングスリーブ用圧着工具の刃画像

7 電線の処理寸法

技能試験においては問題で指示された寸法で作品が仕上がるように、
電線を切出すと共に、各器具に接続できるように、端末処理をしなければなりません。

電線を切出す寸法は指定された長さプラス外装の処理寸法です。

つまり、
切出し寸法=指定長+外装処理寸法
です。

また、各器具に接続できるように
絶縁被覆を剥き取る必要があります。(端末処理)

電線の処理寸法については筆記試験で問われることはありませんが
技能試験ではどうしても必要な知識になります。

@に電線の処理寸法を私なりにまとめてみましたので、活用してみてください。

念のために補足ですが
私が作った早見表と市販のテキストを見比べると
切出す長さが微妙に違うと思います。

市販のテキストの方が正確だと思います。

ただし、技能試験においてはよほど大きな誤差がない限り
厳密に長さを問題視されることはありません。

細かく、器具別に寸法を厳密に決めるより
大まかに決めた方が、覚え易いし、間違いがないと思います。

ですので、
@の早見表を自信を持っておすすめします。

@電線の処理寸法早見表

接続先器具 処理寸法
A 外装
(シース)
B 絶縁被覆
リング
スリーブ
差込
コネクタ
ジョイントボックス 100mm 30mm 10mm
アウトレッドボックス

接続先器具 処理寸法
A 外装
(シース)
B 絶縁被覆
配線用遮断器 50mm 10mm
タイムスイッチ 50mm 10mm
オートスイッチ 50mm 10mm
ランプレセプタクル 50mm 30mm
露出形コンセント 40mm 30mm
引掛けシーリング 15mm 10mm
埋込形配線器具1個 100mm 10mm
埋込形配線器具2個以上 150mm 10mm
ケーブル処理寸法ん図

A例)電線の切出し寸法計算

ケーブル切出し寸法計算例


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●本日の動画講義

それでは本日の【動画】プレゼン講義はこちらです。
復習のつもりで見てください。




いかがでしたか?
複線図は書いて慣れるしかないです。
また、リングスリーブの選定と電線の切出し寸法についても
何回も自分で作品を作ってみると自然と頭に浮かびます。

ちなみに、私は技能試験を受けたとき、複線図を書きませんでした。
慣れてくると、どこに繋げればよいか、わかるようになるからです。
仕事で電気工事士をしている人も一々複線図は書きません。

ただし、そのためにも、まずは書かなくてもよくなるくらい、練習してください。

次回は『理論 その1』です。
ゴールが見えてきました!!


それでは、最後まで見ていただいたあなたに
本日もプレゼン講義の資料をプレゼントします。

⇒『第14回 複線図の書き方 プレゼン資料』



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