よっちゃんの電工2種講座

第16回 理論 その2

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●まえがき

どーーーも!!!よっちゃんです。
本日の講義は『理論 その2』です。
筆記試験対策はこれで最後です。

前回に引き続き、式がたくさん出てきますが
参考程度に見てください。

前にも言いましたが
第二種電気工事士試験の理論・計算問題は式さえ覚えていれば
問題に出てくる数値を式に当てはめるだけで、答えがわかります。

なので、あまり深く考え過ぎないでください。
私は素人には理論を捨てることをおすすめしていますが
どうしても理論も解けるようになりたいという人は

この前回と今回の講義に出てくる式を印刷して
見ながら問題を解いてみてください。

始めはどの式を使えばよいか迷うかも知れませんが
使う式がわかるようになれば、理論も意外と簡単だと思うはずです。

それでは本日は次の項目を説明します。

  • 1 単相交流回路
  • 2 三相交流回路
  • 3 単相2線式配電方式の電圧降下と電力損失
  • 4 単相3線式配電方式の電圧降下と電力損失
  • 5 三相3線式配電方式の電圧降下と電力損失


1 単相交流回路

私たちが普段使うコンセントには正弦波交流という電気が来ています。
交流は時間によって大きさや向きが周期的に変化します。
また、交流回路は抵抗Rの他にコイル(インダクタンス)やコンデンサー(キャパシタンス)が含まれています。
インダクタンスとキャパシタンスも交流が流れると抵抗と同じように電気の流れを妨げます。その大きさはそれぞれ誘導性リアクタンスXL[Ω]と容量性リアクタンスXC[Ω]となります。
誘導性リアクタンスは電圧に対して電流の位相を90°遅らせます。
容量性リアクタンスは電圧に対して電流の位相を90°進めます。

かなり簡単に説明しましたが
多分、これでもあなたが素人なら頭の中が(?)マークいっぱいだと思います。

もっと詳しく説明するにはベクトルや複素数平面、三角関数などを使いますが
そこまでして理解しなくても第二種電気工事士には受かるので私の講義では省きます。

ただし、赤枠の言葉および式は覚えてほしいです。

@交流回路の基本

A合成インピーダンス

2 三相交流回路

三相交流は単相交流3つをそれぞれ120°ずつ位相をずらして組み合わせた波形になります。
三相交流電源につなげる負荷にはスター結線とデルタ結線のものがあります。
そして、意外と分かってない人が多いのですが
三相交流回路の計算においては線間電圧Vlと相間電圧VP、線間電圧Ilと相間電流IPを明確に区別して計算する必要があります。
これを区別しないで計算すると頭が混乱して答えにたどり着けなくなります。

3 単相2線式配電方式の電圧降下と電力損失

配電路1条あたりの抵抗値をr[Ω]とすると電圧降下および電力損失は次の式のようになります。
電圧降下と電力損失はそんなに複雑な式ではないので式を丸暗記するれば解けます。
余裕があるなら是非覚えてください。

4 単相3線式配電方式の電圧降下と電力損失

5 三相3線式配電方式の電圧降下と電力損失



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●本日の動画講義

それでは本日の【動画】プレゼン講義はこちらです。
復習のつもりで見てください。





おめでとうございます。
とうとう、よっちゃんの電工2種講座 筆記試験対策 全16回がおわりました。

説明が下手で、うまく伝わらなかったところも多かったと思いますが、
最後まで見ていただいたあなたは
きっと第二種電気工事士試験に合格するために必要な基礎力は身についていると思います。

あとは過去問題をひたすら解いてください。
そして、わからない問題や忘れたところがあったら
私の下手な解説は飛ばして、ポイントだけ見直してください。
そうすれば必ず合格できると思います。


それでは、最後まで見ていただいたあなたに
本日もプレゼン講義の資料をプレゼントします。

⇒『第16回 理論 その2 プレゼン資料』




 



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